「話せばわかる」で怒りを感じた悩み【不登校について親に話せない】

・不登校
・親との折り合いが悪い
広告

「話せばわかる」で怒りを感じた悩み

悩み内容

桜井澄子さん(仮名) (20代女性)
私は、親と同居しながら大学に通っています。
ですが、大学にたびたび不登校になってしまい、それを親に話せていません。

そのことをカウンセラーに話したら、「親に言いましょう」と、言われました。

他にも「普通の親は、学校に行くことを止めます。もし止めないなら、親がおかしいことがわかる。すると親に感じている好きと嫌いの葛藤で苦しまずに済むようになる」とも言われました。

そのとき、イラ立ちを感じました。
その理由は、「ちゃんと話せば親はわかってくれる」という前提で話しているように感じたからです。
つまり、決めつけられていることに怒りを感じました。

ゆうきさんはどう思いますか?

悩みのポイント

相談者さんはカウンセリングを受けて、そこでカウンセラーさんの言ったことにイラ立ちを感じている、ということですね。

うーん…。
カウンセリングで実際にどんなやり取り(雰囲気や脈絡を含め)があったか、そのカウンセラーがどんな見立てでカウンセリングを進めているのかわからないので、その良し悪しを僕が評価することはできません。

ただ、相談者さんが怒りを感じたことは事実ですし、相談者さんの怒りはカウンセラーの決めつけから起きているようです。

そもそも親とうまくいってない様子がある

確かに、他人から決めつけられるとイヤなものですよね。

この相談者さんのお話は、これまでに何度か伺っています。
母親が相談者さんの意思を尊重してくれなかったり、父親が相談者さんに対し無関心だったりしてます。

例えば、相談者さんは不登校気味なので、家にいることが多いです。
なのに親が「ずっと家にいるけど、どうしたの?」と言ってこないということは、親子関係はうまくいっていないように僕は感じます。

実は過去にも同じ経験

親子仲がよくなさそうな事情も踏まえ、相談者さんに、なぜ親に不登校であることを話しにくいのかを聞いてみました。
理由は、高校生の時にも不登校になったことがあり、それが原因で親に布団を投げられたり、朝起きられない時に叩かれたり、物を投げられたりしたそうです。

吹き出し用ゆうき
(いや…
そりゃ話しにくいわ…)

と、感じました。

なのに、「親とちゃんと話し合えばわかりあえる」という前提に立たれて話されると、怒りを感じるのもうなずけます。

困ったらまた相談してくださいね

ただ、相談者さんは、親に今の状態を話してみようと思う、という話もお聞きしました。

決めつけられてイラ立ちを感じたのも確かですが、「親に話す」という行動を起こそうと思えたのも確かです。
結果がどうなるかわかりませんが、やっぱり親に話せなかったり、話した結果、別の悩みが出てきたら気軽に話しに来てください。

(うまくいかなかったとしても、心を休めるための隠れ家みたいなところがあれば、行動も起こしやすいですよね。)

以上、参考になれば幸いです。

本内容は、悩み相談の内容を切り抜いて編集したものです。
記事で書いてある内容は、万人に適用できるわけではありません。ご留意お願います。
本記事に登場する相談者には、記事化・動画化などの2次流用についての了承を頂いた上で作成しています。
相談者のプロフィールは、相談者の心理的安全性に配慮して一部加工・変更を行っています。
また、内容をわかりやすくするために簡略化や一部変更を行っています。

広告