・わかってくれなくてモヤモヤ
言うことを聞いてくれない人を説得したい悩み
砂場由月さん(仮名) (50代女性)
よく行く喫茶店のマスターが、私の言うことを聞いてくれなくて困ってます。
そのマスターはガンの手術をした影響で、うまく歩けなくなりました。
ですが、店を再開したいということで「ちょっと手伝ってほしい」と言われました。
私はその手伝いを引き受けて
「店の中が汚いから、掃除したり、ゴミを捨てたりした方がいいな」
と思って、休みを取ってお店の再開準備を手伝いました。
ですが、おじいさんがゴミを捨てるのを渋ったり、掃除をしてるところを見て、なぜかグチグチ言います。
正直、気分が良くないです。
お店をキレイにするために、おじいさんを説得するにはどうすればいいでしょうか?
解決案
僕は説得するよりも、どの部分をどれくらい掃除するのか、おじいさんに確認を取って進める必要があると思いました。
確かにおじいさんは手伝って欲しいと言いましたが、おじいさんの知らぬところで、自分の大事な店が変わっていくのは受け入れがたいはずです。
たとえ店内がどれだけ汚かったとしても、です。
例えば、ある子供の部屋が散らかっていて、母から「掃除しといてあげる」と何度も言われてます。
しぶしぶOKを出した後、しばらくして部屋に戻ってみたら、なんと小さな頃から大事にしていた毛布がないではないですか!?
母に聞くと、「ボロボロだったから捨てといたよ」と聞かされ、「なんで勝手にそんなことするの!」と子供は怒りました。
この例えから何が言いたいのかというと、大事なところを変えるとき、キチンと意思疎通や確認をしないと、人間関係はこじれます。
思い出が詰まった場所を掃除するのなら、なおさらです。
ですので、相談者さんの努力をムダにしないためにも、おじいさんに掃除の範囲と程度を聞いて、捨ててよいものを1つ1つ確認するのがいいと思いました。
いまの2人には、
- 相談者さん:見違えるように掃除した方が良い
- おじいさん:少し掃除すればいい
これぐらい認識の差があるのかもしれません。
その認識の差を埋めて掃除を進めれば、おじいさんのグチが出ないどころか、心の底から感謝されると思います。
以上、参考になれば幸いです。
記事で書いてある内容は、万人に適用できるわけではありません。ご留意お願います。
相談者のプロフィールは、相談者の心理的安全性に配慮して一部加工・変更を行っています。
また、内容をわかりやすくするために簡略化や一部変更を行っています。