大好きな祖母が余命2週間な悩み【亡くなる前の心の準備】

・大事な人がもうすぐ亡くなる
・「亡くなるかも」と考えると不安
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大好きな祖母が余命2週間な悩み

悩み内容

浅岡紅葉さん(仮名) (20代女性)
大好きなおばあちゃんが余命2週間と言われてます。
90歳を超えており、長生きしたとは思いますが、うまく受け入れられません。

心の準備の仕方を教えてください。

解決案

大好きな人がもうすぐ死ぬのは、本当に悲しいことですね…。
大好きな人が亡くなった時の心の準備の方法を提案していきます。

心の準備とは?

まず、心の準備をするというのはどういうことでしょうか?
おばあちゃんが亡くなった時に、悲しみが大きくなり過ぎないようにする、ということです。

悲しまないようにするにはどうすればいいかというと、極端な話、その人との思い出を消したり、そもそも人と関わらないようにしたりすればいいです。
ただ、現実的に大好きなおばあちゃんとの思い出は消せないですし、消したくないと思います。

つまり、何が言いたいのかというと、やってくる悲しみ自体を無くす方法はないです。
ですが、悲しみを和らげたり、自然に受け止められるようになる方法はあります。

それは、家族などのおばあちゃんと関わりが深い人や、相談者さんの関わりが深い人(例えば恋人)に悲しみを話すことです。

悲しみは悲しむことでしか和らいでいかない、と僕は思います。
というのも、僕の妻は21歳の時に母を亡くしましたが、悲しみを受け入れるにはかなり時間がかかっています。
(というか10年近く経ったいまでも、悲しみは完全には消えていないです。ほとんど無くなってはいますが。)
死別の悲しみについて、下記の記事でまとめてます。

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アイキャッチ用

この記事でも書いていますが、悲しみを感じた瞬間に話していくことが悲しみを和らげることにつながります。

今やった方がいいこと

でも、ちょっと待ってください。

相談者さんの場合、おばあちゃんはまだ生きています。

亡くなってしまった時のことを考えるよりも、今生きている間にできることを考えた方がいいと思います。
やがてやってくる悲しみは避けられないですが、できなかった後悔は事前に減らすことができます。

ですので、下記のような手順でできることを考えるといいと思います。

  1. したいこと・してあげたいことを書き出す
  2. できること・できないことを分ける
  3. できることを実行する

上記の手順通り、まず①したいこと・してあげたいことを聞いてみました。

  • 一緒にお茶したい
  • 彼氏を紹介したい
  • 長生きして欲しい

次に、②できること・できないことを分けました。

  • 一緒にお茶したい➡4日後にできる
  • 彼氏を紹介したい➡彼氏の予定が合わないので、写真を見せる
  • 長生きして欲しい➡相談者にできることはない

あとは予定通り「一緒にお茶」「彼氏を紹介」を実行するだけです。
このように1つずつステップを踏めば、いま現実的にしたいこと・してあげたいことができるので後悔が減らせると思います。

心がクシャクシャな時に

理屈的には「できる限りのことをしよう!」という結論なのですが、相談者さんの感情的には、おばあちゃんが死んでしまうかもしれない事実や、やがてやってくるで悲しみで心がクシャクシャだと思います。

そのクシャクシャになった心の整理や、高ぶった気持ちを和らげてくれるのは、最初の方に紹介した「家族や恋人などに悲しみを話す」ということです。
こういった方法を通して、いまの悲しみや不安を緩やかに受け止められるようになり、残りの時間を有意義に過ごすことができたなら幸いです。

本内容は、悩み相談の内容を切り抜いて編集したものです。
記事で書いてある内容は、万人に適用できるわけではありません。ご留意お願います。
本記事に登場する相談者には、記事化・動画化などの2次流用についての了承を頂いた上で作成しています。
相談者のプロフィールは、相談者の心理的安全性に配慮して一部加工・変更を行っています。
また、内容をわかりやすくするために簡略化や一部変更を行っています。

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