統合失調症だけど障害者手帳を取ろうか迷う悩み

統合失調症だけど障害者手帳を取ろうか迷う悩み

統合失調症と障害者手帳について

まず、統合失調症について軽く触れておきます。

1. 身体障害者手帳…身体に一定以上の障害がある人に交付
2. 療育手帳…児童相談所などで知的障害があると認定された人に交付
3. 精神障害者保健福祉手帳…一定程度の精神障害があることを認定された人に交付

相談者さんの場合は、③に該当する可能性があります。

統合失調症・障害者手帳について詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。

統合失調症とは - 原因、症状、治療方法などの解説 | すまいるナビゲーター | 大塚製薬

正しい知識をもって回復を目指しましょう。/統合失調症ABC…

障害者手帳

障害者手帳について紹介しています。…

解決案

今回の悩みのポイントになるのは、冒頭の悩み内容にあった「今後のことを考えると、障害者手帳を取った方がいいか迷ってます」という言葉。
悩みを軽くするには、まず具体化をする。
つまり、「今後のこと」を具体的に考える必要があります。

お話を聞いていくと、

1. 今後の仕事についての漠然とした不安
2. 主治医に不快に思われるのが不安

という主に2つの不安があるようでした。
つまり、この不安を取り除けば、この悩みはなくなります。

①仕事の不安

相談者さんは障害者手帳を取ることとは別に、今の仕事が向いてない気がするそうです。

相談者さんの職種は、店舗で物を販売する接客業だそうです。
親から「今の仕事は向いてない」と言われたり、ご自身の感覚や経験的にも向いてない気がするようです。

という話もありました。

こういう悩みは、わからない・知らないから起こります。
知らないから怖くなるのは仕方ないですし、将来の仕事についてわからないから不安になるのも仕方ないです。

ですので、まずは調べることが大事です。
今はYouTubeもあるので、どんな仕事をしているのかイメージしやすくなりました。
わからないことを減らして、新しい仕事への不安を減らしましょう。

参考に、製麺工場の仕事について参考になる動画があったので貼っておきます。

②主治医への不安

障害者手帳を取りたいことを主治医に言ったら不快に思われないか？という問題について。

僕は、相談者さんの主治医がどんな方か知りませんし、人の考えが正確にわかるわけでもありません。
ただ、事実だけをみると、相談者さんは統合失調症と診断されており、通院していても日常生活に支障があります。
その支障をフォローしてくれるのが、障害者手帳などの公的な支援制度です。
相談者さんから申し出があれば、主治医が検討するのは義務です。

つまり何が言いたいかというと、障害者手帳を取ろうとすることは何もおかしなことではない、ということです。
それでも不安があるなら、「障害者手帳を取る」というよりも「まず主治医に相談してみる」という考えに切り替えると、話しやすくなると思います。

以上、参考になれば幸いです。