・公的制度を使うのに抵抗がある
障害年金をもらうのが「ズルい」と感じる悩み
浅見亜希子さん(仮名) (20代女性)
私は、統合失調症と診断されています。
その影響かわかりませんが、1日6時間も働くと体調が悪くなってしまいます。
うまく働けないので、障害年金を受け取るか悩んでいます。
理由は、「障害年金を受け取ることはズルい」と思ってしまうからです。
解決案
相談者さんは、病気の影響であまり収入がなくて困っているけど、障害年金をもらうのが「ズルい」と感じてしまう、とのことです。
この心理的抵抗感を取り除けるような考え方を、この記事で紹介していきます。
ホントにズルい?
まず、客観的にみてみましょう。
障害年金を受け取ることは、ホントにズルいことなんでしょうか?
違いますよね。
ズルいなら、障害年金をもらっている人が全員ズルいということになってしまいます。
もし、ウソをついて障害年金をもらっている人がいたら、その人はズルいです。
でも、相談者さんはホントに病気で困っていて、ホントに生活に困っています。
それに、「自分は困っているんだ!だから障害年金を受け取りたい!」と言っても簡単には通りません。
まずは医師に診断書を書いてもらわないといけないですし、診断書などと元に役所が障害年金をもらう資格がある人なのか審査をするからです。
ずっと受け取れるとは限らない
そもそも障害年金は、何もせずにずっともらえるわけではありません。
数年に一度、障害状態確認届が届き、その時点で年金を受け取る資格があるか確認が行われます。
(具体的には、医師に診断書を書いてもらう必要があります。)
もらい続けている間も、障害年金受給の適格性を確認される仕組みになっています。
そういう仕組みがあるからこそ、僕は障害年金を受け取っている人がズルいとは思いません。
もらうべくしてもらっていると思います。
でもズルいと思ってしまうなら
ただ、相談者さんのように生活に困っていて、でも障害年金をもらうことに抵抗を感じている人はいると思います。
今回の記事を読んでも、「それでもズルいと感じてしまう……」と思うようなら、また別の心理的抵抗や問題があると思いますので、気軽に話に来てくださいね。
その抵抗感の原因を一緒に探していきましょう。
以上、参考になれば幸いです。
記事で書いてある内容は、万人に適用できるわけではありません。ご留意お願います。
相談者のプロフィールは、相談者の心理的安全性に配慮して一部加工・変更を行っています。
また、内容をわかりやすくするために簡略化や一部変更を行っています。