・比較して落ち込みやすい
やることが多すぎて、逆に何もできない悩み
河上順一さん(仮名) (20代男性)
就職活動がうまくいかず、大学の研究も結果が出ず、行きづまってます。
今はやらなければいけないことが多く、そんな時ほど動けなくなってしまいます。
具体的には、やってる最中に、他のやらなければいけないことに意識を割かれて、結局なにも進みません。
周りはうまくやってるのに…。
どうすればいいでしょうか?
解決案
一般的には、やるべきことを紙に書き出して、優先順位をつけて1つずつやれることをこなしていくのがいいと思います。
ただ、相談者さんの場合は、かなり精神的に参っていると感じました。
(相談中、「助けてください」という言葉もありました。)
こういった場合、解決策や正論をぶつけられると、悩んでいる人はますます精神的に追い込まれやすいです。
この状況になった時は、優しく丁寧に話を聞いてくれそうな友達や家族などに話すと、精神的に回復しやすいです。
(実際の相談場面では、僕の意見をできるだけ挟まず聞くだけにしました。)
根本原因は何か
ここからは僕の経験を踏まえた推測の話になります。
悩みの根っこを深堀りしていくと、
- 男性の悩み・・・自分は無能
- 女性の悩み・・・自分は愛されない
が悩みの核であることが多いです。
相談者さんは男性で、話をお聞きしてて「自分は無能」系信念が根っこにあると感じました。
なぜかというと
- 就活で内定を取れなくて落ち込む ➡ 内定を取れない自分は無能
- 研究で成果が出せなくて落ち込む ➡ 成果が出せない自分は無能
- 周りと比較して落ち込む ➡ 周りに比べて自分は無能
というように、相談者さんの状況に応じて、ネガティブな感情のトリガーになっているのが「自分は無能」という信念だと推測できます。
この悩みを軽くしていくには、「自分は無能」というこり固まった信念をほぐしていく必要があります。
それに有効なのが、認知行動療法です。
ここで「この本を読んで実践するといいですよ!」と紹介できればいいのですが、認知行動療法を手軽に1人で行える本をまだ見つけていないので、ゆくゆく紹介できたらいいなと思います。
紹介できず、すいません…。
(ちなみに無料でわかりやすいサイトも探してみましたが、今のところ見つかっていません。)
逆に、ゴリゴリの専門書なら知っているので、一応載せておきます。
(専門書ですが、良書ですし教科書的な本です。)
以上、参考になれば幸いです。
記事で書いてある内容は、万人に適用できるわけではありません。ご留意お願います。
相談者のプロフィールは、相談者の心理的安全性に配慮して一部加工・変更を行っています。
また、内容をわかりやすくするために簡略化や一部変更を行っています。