夫婦は合わない前提で生きる【円満のコツ4選】

・夫や妻にイライラしてしまう

・好きで一緒になったのに嫌気が差してきた

・結婚生活が理想とかけ離れ過ぎている

あなたは夫婦ケンカをしたことはありますか?
我が家ではちょいちょい起こっています笑。

『この人が好きで結婚したはずなのに・・・』
とやるせない気持ちになる人もいるのではないでしょうか。
そんな気持ちと折り合いをつけるためにも、長く続いていく夫婦生活を少しでも円満にするための心構えを記事にしました。

では、みていきましょう。

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我が家のケンカ事情

我が家のケンカ事情

まず我が家の夫婦ゲンカ事情を少しお話しします。
僕と妻は丸3年付き合った後に、僕からプロポーズをして結婚しました。
この記事を書いている時点では、結婚してから1年と数ヶ月経っています。
ケンカの頻度は、月1回あるかないかくらいです。
小言を言うなどのケンカ未満の不満の言い合いはもう少し多いです。
ケンカと言っても暴力に訴えるものは1度もなく、基本的にお互いに納得するまで話し合いをするというスタイルです。

ケンカのタネは色々あります。
詳細は省きますが、便座事件、YES or NO事件、睡眠不足事件、源泉徴収票事件、ゴミ捨て事件などなどがあります。
タネとしては小粒なものばかりとはいえ、僕たちにとっては大きな問題です。
ネットでよく見る、浮気・横柄な態度・ギャンブルにお金をつぎ込むなんてものは、一切ありません。
インパクトのある原因は、読者の心をつかみやすいので取り上げられやすいですが、実際にはそんなに見かけませんね。
(いくら日本の離婚率が増えているとはいえ、結婚を続ける夫婦の方がまだまだ多いですもんね。)

うどん vs そば

うどん vs そば

そもそもなぜ夫婦ゲンカは起きるのでしょうか?
僕はすべてが意見の食い違いによるものだと思います。

生活を共にする夫婦は、常になんらかの行動を起こしながら暮らしています。
例えば、お昼ご飯に何を食べるか。
夫が『絶対にうどんが食べたい』と思っているのに対し、
妻が『絶対にそばが食べたい』と思っているとします。
うどんかそばを選ぶとき、意見の食い違いが起こります。
どちらも譲らなければ、理屈・感情・怒号・暴力を組み合わせて相手をねじ伏せることになります。
両者が納得する結果にならなければ、不満は溜まってしまいます。
(もちろん、うどんとそばをそれぞれ食べるという選択もありますが。)

0時の鐘は、いつか鳴る

0時の鐘は、いつか鳴る

夫婦ゲンカが起こるもう1つの原因として、『恋愛感情の薄れ』があります。
恋愛感情は、神経伝達物質のドーパミンが元になっているとも言われます。
好きな人と出逢って約3年でドーパミンの分泌が少なくなるも言われているので、出逢った当初のトキメキはなくなっていってしまいます。
それに加え、一緒に生活することによって小さなスレ違い、意見の違いが頻繁に起こるようになるのでケンカが増えてしまうのです。

恋愛感情の薄れは、生存競争の本能として人類全員に標準装備されています。
丸3年も恋人として一緒にいるのに子供ができないということは、『あれ?このパートナーと一緒にいても子供できないんじゃね?』と、頭の奥底に刷り込まれていきます。
子供ができないということは遺伝子を次世代につなげないので、本能的にNGのレッテルを貼ってしまうのです。
シンデレラが0時の鐘と共に魔法が解けるように、恋愛感情はいずれ必ず消えてなくなるのです。

夫・妻となが~く付き合っていくには…

夫・妻となが~く付き合っていくには…

それならどうすればいいねん!?と思う方も多いでしょう。
恋愛感情が薄れゆく中でできることを僕なりに考えてみました。
もちろん人によっては離婚という選択肢もありますが、本能に従って3年ごとに離婚を繰り返していたら精神的に消耗します。
それに、新たに人間関係を築くというのはとても大変です。
今ある夫婦関係を良い状態で維持していくためには、小さな不満の解消をしていくこと、ベタベタしすぎないこと、経験を共有すること、別の人種であると納得することが大事だと考えています。

①小さな不満の解消

怒りはネガティブな感情です。
うまくいっている夫婦のポジティブ・ネガティブの発言率を分析したところ、ポジティブ:ネガティブ=5:1でした。
ですので、怒りや不満を含む発言は少なめにした方がよいでしょう。
ただし、ネガティブな感情を抱え込みすぎると、あとで爆発して取り返しのつかないことに至ることもあるかもしれません。
相手の様子が不機嫌そうなら、「何かあった?なんでも言って」と訊いてみましょう。

②ベタベタしすぎない

1ヶ月の海外出張から帰ってきた夫は、妻との再会に思わず嬉しくなりますし、妻も嬉しくなるはずです。
(もともと不仲でない限り・・・。)
逆に24時間行動を共にしていたら、相手に嫌気が差してしまいます。
ですので、夫婦の物理的・精神的な距離は適度に取った方が良いことも多いでしょう。
具体的には、夜は別々に寝たり、2週間に1度個人的な趣味に集中する時間を取ったりするなどです。

③経験を共有する

人によって考え方や価値観は違いますが、同じホモ・サピエンス同士なので脳はだいたい同じような働きをします。
例えば「お前の両親はロクデナシだ!」と、他人から言われたとします。
そういわれると、「え、何!?」と思ったり、「お前に何がわかるんだよ!?」などの戸惑い、怒りの反応になることが多いと思います。
「ロクデナシと言ってくれてありがとう!」なんて反応をする人は、まずいないと思います。
つまり、見たり聞いたりした外からのに対しての、脳の働き・脳波は似たような反応を示します。
夫婦で同じ経験をすることで、脳が似たような働きをするので連帯感が生まれやすくなります。
ですので、例えば一緒に映画をみたり、一緒にカラオケで歌ったりすると仲良くなれる可能性が高まります。

④別の人種であると納得する

先ほどの話を打って変わりますが、夫と妻はそもそも違う生き物だ、という心構えを持っておいた方が気が楽になれます。
例えば、朝食を食べているときに夫が目玉焼きにしょうゆをかけたいと思っています。
しょうゆのビンが妻の朝食の近くにあって、夫からは届かない距離にあるので「ねえ、それ取って」と言います。
妻が「はい、どうぞ」と渡したのは、ソースのビンでした。

このように簡単に見えるようなコミュニケーションでも、すれ違いが生じます。
夫は『目玉焼きにはしょうゆが常識』、妻は『目玉焼きにはソースが常識』という考え方を持っているため、妻がソースのビンを取ったのです。

確かに同じホモ・サピエンスではありますが、考え方・宗教・好み・価値観などは夫婦とあれど、違って当たり前という認識を持つことが大事です。

そもそも恋愛感情というものは、子供を残すために作られた本能的な感情です。
親は子供に長生きしてほしいと思うでしょう。
長生きするためにはどうすればいいでしょうか?
最も長生きする可能性が高いのは、平均的な子供です。
遺伝子がとても近い人同士で子供をつくると、障害のある子供が生まれやすくなります。
逆に女性は遺伝的に遠い男性の体臭を好むという実験結果もあります。
(思春期の娘が「お父さん臭い~」というのも、遺伝子的に近いのが原因です。)

つまり、夫婦となるような2人は遺伝子レベルで遠い可能性が高いのです。
そうなると考え方や価値観が大きく違っていてもおかしくないのではないでしょうか?

ですので、『そもそも遺伝子レベルで遠いんだから、意見や考え方がすれ違うのは当たり前。大目に見よう』という考え方を持っておくと、多少のすれ違いは気にならなくなっていくでしょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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