この記事は
- 彼氏・彼女が欲しいけど、行動に移せない
- 何事も形から入るタイプ
という方に役立つ内容になっています。
僕は何度か恋愛をしたことがあります。
20代後半に差し掛かって、本気で恋愛に取り組み始めました。
本気というのは、なんとなく恋愛してなんとなく別れてみたいなのはやめよう、と思い立ったのです。
『本気』と聞くと聞こえはいいかもしれませんが、そのころの僕はとてもバカだなやつだったな、と振り返っています。
そのバカなやつが取った行動は、恋愛本を読み漁ったからです。
こういう本を読むことが悪いということではありません。
読み漁るのが、良くないのです。
どういうことなのか説明していきます。
車のマニュアル本を読んでも車の運転はうまくならない
僕の本棚には読まなくなった恋愛本がいまだに何冊か残っています。
それらの本を開くとこんなことが書いてあります。
- 女にモテてる態度を出すため、複数人の女性を並行して口説け
- 自信があるように振舞え
- 清潔感を出せ
どれも一理あるように思えます。
恋愛本を読み漁り、数年経ってわかったことがあります。
こういう恋愛テクニックは、すべてがそれなりに合っていて、すべてがそれなりに間違っています。
運転をするための知識は必要
今になってわかったことは、結局、結果につながったのは行動を起こしたか、起こさなかったかだけでした。
『行動を起こせ』論はよくある話ですので、その説得力を強めるために車の運転を例を挙げます。
運転がうまくなるために、本で知識を得ることも大事です。
標識の意味、計器盤には何が表示されるのか、バックミラー・サイドミラーの使い方・見方など、さまざまな知識を知る必要があります。
そして実際に運転してみて、アクセルの具合やブレーキの具合、運転したスピード感などが体感的にわかっていきます。
ただ運転免許を取っても、安全な運転をすることはできません。
何年も運転経験を積み重ねて、色んな知識が滑らかに連携されるようになって、初めて安全な運転ができるようになるのです。
車の運転と同じように、ただ恋愛のマニュアル本を読んでも、恋愛をうまくやる概念が理解できただけで、実際の恋愛はまったく上達しません。
恋愛をするのに必要な知識を得たら、あとは必ず実習することでしかうまくなっていきません。
BestでもBetterでもなく、『まず失敗できた』を目指す
マニュアル本を読み漁っていたころの僕の心境を思い出すと、BestやBetterを求めていたな、と感じています。
- Best・・・たくさんの女性にモテるための最高の方法を探す
- Better・・・女性にモテるためのもっと良い方法を探す
Bestな方法を求めると、あまりに時間がかかりますし、もっと良い方法があるかもしれないと頭によぎって行動に踏み切れなくなります。
Betterな方法も、『もっと良い方法』思考に捉われやすいのでやめた方がいいです。
最も良いのはGoodです。
これだと、まだ敷居が高い感じがするので『まず失敗できた』という考えの方がいいです。
なぜ『まず失敗できた』という考えが良いのかと言えば、最初は必ず失敗するからです。
例外はありません。
赤ちゃんが歩けるようになるまでに、転ばないなんてことありえるでしょうか?
何も知らない赤ちゃんは、必ず転びます。
転んで学びます。
学んでも転びます。
さんざん転んだ末に、ようやく少し歩けるようになります。
その積み重ねで、ようやくほとんど転ばずに歩けるようになります。
先ほど例にあげた車の運転と一緒です。
恋愛したいなら、こんな記事を読んでいる場合ではない
今は誰でも情報発信ができる時代になりました。
そのため情報に触れすぎて、一体どうすればいいのかわからなくなってしまったり、情報を知るだけで満足してしまったり、下手に選択肢が増えすぎて選ぶのが億劫になってしまったりしている人も多いのではないでしょうか。
僕もそういう人間だったので、その気持ちはわかります。
ただ、恋愛を通して学んだものをひっくるめて言えることは、この先の人生も同じことが繰り返されるということです。
どういうことかというと、人生のイベントは恋愛だけではありません。
結婚、子供、仕事、友達、死、家、お金など、人生で起きるイベントは多種多様です。
そのたびに情報収集ばかりしていては1人分の人生では足りなくなってしまいます。
ですので最低限の情報を仕入れて、あとの答えはそのイベント自体に含まれていますので、その答えを探すために実践していくしか上達の方法はないです。
転んで、学んでを繰り返すことでしか僕は学べませんでした。
たぶん人間みんなそういうものだと考えています。
ですので、僕は数年前の自分へ『その本は棚にしまって、出会いを求めに外へ出なさい』とメッセージを送りたいです。
(でも、そうすると今の妻と出逢えなくなってしまうので、そんなメッセージは届かなくていい、と思い直しました。)
最後まで読んでいただきありがとうございました!