・仕事ができない
仕事がうまくいかないことに焦る悩み
大島貴彦さん(仮名) (20代前半男性)
仕事ができなくて悩んでます。
僕は、保育のバイトを始めて3年目です。
子供を同時に複数人見る必要があるのですが、うまくできなくて見る子に偏りが出てしまいます。
他にも具体的な指示がない仕事は、手持無沙汰になってしまい、バイト仲間に注意されることもあります。
「自分はみんなのお荷物じゃないか?」と考えて、落ち込むこともあります。
他のバイト仲間は、うまく仕事をこなしており、特に1コ上の先輩は色んな事に気が回り、いわゆる仕事ができる人です。
僕も仕事ができるようになりたいのですが、成長していけず焦っています。
どうすればいいでしょうか?
解決案
簡単に言うと、他の人よりも仕事ができなくて焦っている、ということですね。
仕事ができるようになれば、焦りもなくなるとは思いますが、魔法のように仕事ができるようになる方法は僕にはわかりません。
ただ、着実に成長していくためには、焦りと上手に付き合っていくのが大事だと考えています。
焦って大きな目標を立てても、うまくいかないことも多いですし、せっかくのやる気が失われてしまうのはもったいないです。
そこで、焦りと上手に付き合うには、なぜ焦りが生まれるのかを考えるのがいいと思います。
焦りはメッセージ
今までの方法がうまくいかなかったからこそ、焦りは出てきています。
つまり、焦りは「このままだと、うまくいかないよ」という自分自身へのメッセージでもあります。
だからこそ別の手を考える必要があるのですが、まずは冷静に今の状況を見直した方がいいと思います。
焦って行動すると、うまくいかなくて更なる焦りを生んでしまうからです。
冷静に何を見直すのかというと、
- 目標がおかしくないか
- 見積もりが間違ってないか
この2つです。
目標がおかしくないか
目標が現実的でないと、なかなか目標を達成できないので、焦ってしまうのはごく自然なことです。
例えば、「大谷翔平選手のようになりたい」という目標を持っても厳しいものがあります。
(大谷選手は、世界最高の野球選手のうちの1人です。)
また、劣等感があって、それを身近に刺激する人が目標設定ミスは更に起こりやすいと考えてます。
どういうことかと言うと、
- 自分は友達が少ないが、コミュ力が高くて友達が多い親友がいる
- 自分は恋人がいないが、いつも追われる恋愛をしてる同級生がいる
こういう状態だと、「あんな風になりたい」と思いやすいです。
つまり、劣等感が刺激されると、無意識に憧れをそのまま目標にしてしまいやすいと考えています。
すると、自分には難しい目標を立ててしまうことになるので、うまくいかず焦りやすいです。
見積もりが間違ってないか
目標が遠いところにあって、目標までの見積もりを間違えると、なかなかたどり着けないので焦りやすいです。
「1年以内に憧れの人みたいになろう!」と思っても、仕事の適正や向き不向きがありますし、憧れの人も1年後には成長しているはずなので、目標が遠のいていつまで経っても追いつけない。
だから、焦りがどんどん強くなる、ということになりかねません。
相談者さんの場合も、できる人になるための見積りを間違ったために焦っている可能性があります。
現実的に成長するために
僕たちは人間なので、感情に振り回されたり、目標の立て方や見積もりを間違ってしまったりするのは仕方ないことです。
間違いに気づくこと、できない自分を受け入れることが本当のスタートだと僕は考えています。
結局、自分は自分でしかないので、既にできることはできるし、全くできないことはできないし、できそうなことは練習すればだんだんできるようになっていくものだと思います。
自分の中の焦りに気づいたら、目標がおかしくないか?見積もりを間違ってないか?と振り返ることが、現実的に前に進んでいける機会を作ってくれると考えています。
以上、参考になれば幸いです。
記事で書いてある内容は、万人に適用できるわけではありません。ご留意お願います。
相談者のプロフィールは、相談者の心理的安全性に配慮して一部加工・変更を行っています。
また、内容をわかりやすくするために簡略化や一部変更を行っています。