この記事は
- 友達が少ないことが、悪いことだと感じる
- 豊富な人脈つくることがとても大事
と思っている方に役に立つ記事です。
この記事を読んでも、友達を増やすことはできません。
そのかわりに、「友達が多くなくてもいいや!」と思うことができるようになるかもしれません。
では、みていきましょう。
友達は少しで十分
小学校に上がる前後で、『一年生になったら』という歌を聴いたことがあるでしょうか?
友達を100人つくって、会食したり、日本旅行したり、笑いまくりたいという歌である。
僕はこれを改めて聴いて、こう思います。
この子ら、なんてパーティピーポーなんだ…、と。
僕はそんなにたくさんの友達はいらないと考えています。
脳機能の限界
友達は多すぎると、関係を維持できません。
ある程度年齢を重ねた大人なら、感覚的にわかる人もいるかもしれません。
なぜ関係を維持できないかというと、人間関係の多さに脳の処理が追い付かなくなるからです。
実は、友達は30~50人しか作れないということがわかっています。
これはイギリスのロビン・ダンバー博士の定説に基づいています。
それは人間関係が維持できる限界の人数の平均は、150人ということがわかりました。
この150人は、あくまで関係維持ができる人数であるので、友達のように頻繁にコミュニケーションを取る人数は、もっと少ないです。
ですので、友達の人数は30~50人しかつくれないのです。
(僕の感覚的には、これでも多いくらいだと感じていますが…。)
友達は捨ててもいい
つまり、30人にしろ50人にしろ、友達の数は一定数しか維持できないということは、友達を増やせば関係の薄い友達は、あなたの友人フォルダから押し出されて、いずれ友達ではなくなります。
関係の薄い友達があなたにとって取るに足りなかったり、大事にしたい友達でなければ何の問題もありませんが、そうでなければきっと後悔するでしょう。
今の人間関係をもっと濃密にしたいと思っていたり、新しい友達を作りたいと考えているならば、中途半端であったり、微妙な人間関係は捨ててもいいと僕は考えています。
中途半端な友達とは?
付き合いを続けるべきかどうか迷っているような友達は、捨ててもいい人間関係のひとつです。
『迷っている』ということが何よりの証拠です。
あなたはスマホを捨てるかどうか迷いますか?
迷いませんよね?
それは捨てるなんて発想が出てこないほど、あなたが必要としているからです。
ですので、迷っているくらいならその人間関係を捨てて、迷わないくらいの人間関係を探した方が幸せになれるはずです。
嫌われたっていい
友達をつくるときの僕なりのコツも少し書いておきます。
それは、人に嫌われないように振舞わなくてもいいということです。
人に嫌われない方法と『悪魔の証明』
人間関係において嫌われたくない、と思う気持ちはよくわかります。
でも誰にも嫌われないということは不可能です。
『悪魔の証明』という言葉を知っていますか?
これはやっていないことを証明することは、限りなく不可能に近いことを表したたとえです。
例えば、ある公園にアリがいることを証明しようとすれば、10分も探せば見つかります。
逆にその公園にアリがいないことを証明しようとすれば、とてつもない人数をかけて同時に公園を探し回り、土の中にアリがいるかもしれないので、ブルドーザーなどの建設機械なども持ってきて、土の中を引っ掻き回さないといけません。
それと同じで、確実に人に嫌われない方法はないと言い切ってもいいです。
では、どのような行動をすればいいのでしょうか?
好かれる努力
答えは、好かれる努力をすればいいのです。
人に嫌われない方法はほぼありえませんが、人に好かれる方法は数えきれないほどあります。
- 相手の話をしっかり聞く
- 悩みがあったら相談に乗る
- めでたいことがあったら祝う
- 酒を交わす
- 一緒にスポーツをする
- 一緒にご飯を食べる
などなど…、たくさんあります。
それでも、嫌われることはあります。
人間関係を維持できないこともあります。
でも、それでいいと僕は考えています。
好かれる努力をしても仲良くなれない人とは、どちらにせよ仲良くなれない運命だったと割り切れるからです。
友達が減ったらチャンス
また、せっかく友達といい関係を築いていたとしても、ひょんなことがきっかけで友達が離れていったりすることもあります。
少し寂しいものですが、それは逆にチャンスでもあります。
なぜなら、新しく友人をつくることができるからです。
先ほども言いましたが、つくれる友達の人数は限られています。
ムリに増やそうとしても、薄く広くなるだけです。
友達が一人減ったということは、別の友達を増やすことが可能になったということだからです。
友達が少なくて寂しいとき
ただ、友達を1人増やすというのは大変なことです。
僕を含め、コミュにケーションに自信を持てない人は日本にはたくさんいると思います。
かく言う僕は友達が少ないです。(5人くらいかな?)
それでもここ10年以上寂しいと思ったことはありません。
なぜなら3つの考え方を持っているからです。
1、他人と比較しない
まず、SNSは見すぎないようにしています。
(友達が少ないので見る機会が少ないという理由もありますが笑。)
SNSは他人が意見を主張する場です。
他人の意見ばかりみていると、焦りが出てきます。
「この人は人生が楽しそうだから、僕も人生を楽しく生きなきゃ…」と思うようになってしまいます。
僕と他人は、性格も歩んできた道もあまりに違うので参考にはできません。
ですので、比較しないためにもSNSの使用はほどほどにした方がいいです。
2、自分の世界を持つ
仕事や趣味で忙しいと、友達が少なくて寂しいなんてことは思い浮かびもしません。
医者が激務過ぎてお金が貯まる一方で使う暇がない、みたいなのに似てますね。
友達も暇でしょうがないという人の方が少ないので、ある程度自分の世界を持っていた方が健全だと考えています。
3.いざとなったら友達を増やせばいい
本当に寂しくなったら、友達を増やせばいいと考えています。
というのも、これは僕の経験にもとづいています。
昔、よく遊んでいた友達に彼女ができてゾッコンになりました。
「なんだ、つまんねーの」と僕は思いましたが、「それなら僕も彼女つくるか!いい歳だし」と思って恋人探しを始めました。
その友達とは疎遠になってしまいましたが、その代わりにその時にできた彼女は、現在は妻になっています。
結果として友達が減った代わりに、人生で一番親密な人間関係を築くことができました。
ですので、友達が少ないというのは、むしろチャンスなんです。
質の高い友人だけにする
人間関係を新しくつくるというのは、骨が折れますし、傷つくこともあるかもしれません。
それでもリスクを取るだけの価値は十分にあります。
僕はリスクを取ったおかげで人生が豊かになりました。
質の高い友達がたくさんいて、どの人間関係も捨てられないという方を、僕は羨ましく思います。
同時に、どの人間関係も中途半端だという人をみると、捨てていいものは捨てて新しい一歩を踏み出した方が人生が豊かになるのではないかな、と感じることがあります。
質の高い友達とは、
- 自分らしくいられる
- お互いに利益がある
- お互いに思いやれる
という要素を持っている友達だと、僕は考えています。
そんな友達で囲まれる日が来るといいですね。
僕もそうなりたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
★参考資料★