この記事は
- うまくコミュニケーションが取れない
- 仕事柄、話をする機会があるが相手にあまり興味が持てない
という人に役立つ記事にしました。
この記事は僕の経験談による話が中心になります。
科学的に検証がされている方法などを紹介したいのですが、相手への興味の持ち方に関する本・知識の持ち合わせがありません。
その代わりと言ってはなんですが、僕は色んな事に対する興味・関心は強い方だと自負しています。
知的好奇心が強いので本をたくさん読みますし、最近では知人の経験談を6時間くらいぶっ続けで聞いたりするくらい他人への興味関心が強いです。
そんな僕の経験にもとづく、血肉ある知識を共有していきます。
では、みていきましょう。
会話するときの心構え
人の話を聞く前の心構えが一番大事だと、僕は考えています。
受け身で会話していたらなんだか楽しくなってきた、なんてことはありえません。
そういうことができるのは、テレビに出ているようなお笑い芸人だからこそできる芸当です。
(というか、テレビを通して見ているだけなので、これは会話ではありませんね。)
情報伝達とサルの毛づくろい
テレビと会話の違いは、相手と互いにコミュニケーションを取る必要があることです。
では、なぜコミュニケーションを取る必要があるのでしょうか?
コミュニケーションは主に2つの役割があります。
- 情報伝達
- サルの毛づくろい
情報伝達はそのまんまですね。
『近所のスーパーで卵が98円で特売している』という情報があるとしましょう。
これを効率良く伝えるなら、メールか紙の広告でも使えばいいでしょう。
2つ目の役割『サルの毛づくろい』が目的となったコミュニケーションでは、方向性がまったく変わります。
毛づくろいとは、相手の友好関係を得たり、不安を和らげるための行動を指します。
対面でコミュニケーションを取るときは、大半がこちらに分類されます。
毛づくろいの価値は下がらない
情報伝達の手段はIT技術が進んだおかげで、どんどん効率が良くなっています。
逆にどんなに技術が進んでも、毛づくろいとしてのコミュニケーションはずっと非効率ではありますが、価値が下がることはありません。
だから、毛づくろいとしてのコミュニケーションはこれからの時代も重要であり続けます。
まずは、ここをキチンと認識する必要があります。
協力しないものは退出させられるゲーム
毛づくろいをするには、相手の様子を伺いながら、ちょうどいい強さで行わないといけません。
コミュニケーションを勝ち負けがあるものと勘違いしている人は、相手の毛を引きちぎっていることに等しいです。
一時的に満足感を得ることはできるかもしれませんが、下手すると相手はもう二度と一緒に毛づくろいをしてくれなくなるかもしれません。
また、毛づくろいをするばかりでお返しをしてくれない人は、いずれ毛づくろいに参加させてもらえなくなります。
自分ばっかりいい思いする人には、何もあげたくなくなりますもんね。
つまり、相手と協力してコミュニケーションを取ろうという態度がない人は、いずれコミュニケーションというゲームを強制的に退出させられることになるのです。
相手に敬意を持つ
退出させられないようにするためには、相手に敬意を持つ必要があります。
原則、誰に対してもです。
相手に敬意を持たない人は、だいたい相手にバレます。
相手にバカにされていることがわかれば、誰が毛づくろいなんかしてくれるでしょうか?
それでも毛づくろいをしてくれるのは、地位の高い人から何かを得たり、奪ったりしようと考えている人が大半でしょう。
(こういうのを『慇懃無礼(いんぎんぶれい)』と言います。)
敬意を持つには?
「誰にでも敬意を持つなんてできないよ…」と思う人もいるかもしれません。
誰に対しても敬意を持つための、僕なりのコツを書いてみます。
1.年上
年上に対しては、書くまでもありませんが、豊富な人生経験に対してです。
自分自身よりも、年を重ねているのだから、その分経験が多いのは当たり前です。
そう考えれば、自然に興味をもつことができます。
興味を持つと、その興味の対象について知りたいと思うようになれるはずです。
2.年下
年下は経験が浅いからと言って侮ってはいけません。
むしろ年上よりも興味深いです。
なぜなら年が若いということは、視点が濁っておらず、新鮮なモノの考え方ができますし、発想も豊かだからです。
僕はおっさんに片足突っ込んでいますが、年下の経験談ほど興味深いものはないなと感じています。
3.同年代
同年代への経緯は、自分との違いをはっきりと認識させてくれるところです。
年上・年上に対しては『違っていて当たり前』と思ってしまう節もあるかもしれません。
ですが、同年代と話してみると似たような価値観で生きていると思ったら、ぜんぜん違うことなんて当たり前です。
このことから、どんなに似通った人生を送っていようとも他人と自分は決定的に違うのだということを教えてくれます。
そのギャップを教えてくれることを思えば、自然に敬意を持つことができます。
相手がいてこそ成り立つ
相手に敬意を持つことができれば、自然に興味関心を持つことができることも多くなるはずです。
ですが、自分が完璧に心の準備をしてコミュニケーションというゲームに臨んだとしても、ゲームとしてまったく成立しないことがあります。
それは、相手が毛づくろいをする気がない場合です。
自分にできることだけをすればいい
相手が協力ゲームに参加する気がないのなら、それを強制する方法はありません。
そういうときは素直に諦めた方が良いです。
相手にやる気がないんですから、退出してもらうしかありません。
自分にできることをして、あとは相手に委ねるしか方法がないというのは残念ですが、自分の豊かにする努力をしただけでも十分だと考えています。
ですので、鼻を高くしてふんぞり返らず、相手に敬意を持ち、ちゃんとゲームに参加する心意気を持ちましょう。
そうすれば、相手に興味関心を持つのはそこまで難しいことではないのではないのではないと、僕は考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!