アナタではなく社会が悪い

  • 発達障害と診断されて、モヤモヤしている
  • 発達障害かもしれなくて、不安だ

という方に向けて書きました。

 

今回の記事内容は、発達障害の善悪を判断するものではありません。

人類の進化の歴史から考えれば、発達障害は取るに足らない微々たる誤差の範囲の中にあります。
『発達障害≠異常』の考え方をわかってもらえれば、不安を少しはやわらげることができるはずと考え、この記事を書きました。

では、みていきましょう。

 

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人類は現代社会に対応できていない

人類は現代社会に対応できていない

人類は約250万年前に誕生しました。
誕生してから、1万2千年前までは狩猟採集民族として暮らしていました。

 

狩猟採集民はどのような暮らしをしていた?

僕らのご先祖がどのような暮らしをしていたかについては、確実な資料はないようです。
ですが、色んな情報をつなぎ合わせて考察した結果、

  • 定住地をあまり作らない
  • 移住した先で食物を手に入れていた
  • 栄養が豊富に取れることが多かった
  • 狩猟はリスクが高いため、基本的に採集していた
  • 働く時間は、厳しい地域でも1日3~6時間ほど
  • 赤子の死亡率は高いが、生き延びれば80歳代まで生きる者もいた

ということがわかりました。
つまり、僕が想像していたより豊かな生活を送っていたみたいです。

 

狩猟採集民族の血が流れている

1万2千年前には、農業が始まり、科学革命が起きて現代に至ります。
しかし、これは人類の歴史からすれば、ごく最近のことです。
250万年前から1万2千年前という、とても長い期間を狩猟採集民族として生きてきたことが、遺伝子に刷り込まれています。人類は自分自身の築いている社会のスピードに全くついていけていません。

 

例えば、あなたが入浴中か、変態でなければ服を着ていると思います。
服を着る主な目的は、寒さをしのぐためです。
日本に人類が現れたのは4万年前くらい前という説があります。
たかだか4万年ごときでは、寒さに強くなるという進化は起きないということがわかります。

 

暗黒バエと進化

何度も世代交代を行っても、簡単に進化は起きないということがわかる実験があります。
それは京都大学で行われている『暗黒バエ』の実験です。

この実験は、ショウジョウバエを真っ暗な場所で世代交代させ続けたら、変化が起こるのかを確認したものです。
ハエの寿命は短いので、短時間で世代交代を行うことができます。
60年以上かけて、1400回の世代交代を行わせた結果、遺伝子に5%の変異しかみられたことがわかりました。
1400世代は、人間換算で3万7500年分です。

あくまでもハエの実験ではありますが、この実験から考察すると、数万年ごときでは人類は大きく進化できないことが推測できます。

 

また、東アフリカに存在した15万年前のヒトの死体を、現代のヒトの死体を見比べると、病理学者でも見分けがつかないほどよく似ているそうです。
このことからも、脳や体の進化のスピードはとてもゆっくりであることがよくわかります。

 

現代社会の進化スピードが速すぎる

現代社会の進化スピードが速すぎる

これらのことから、僕ら人類のこころと体は、狩猟採集民族の生き方がもっとも生きやすいように設計されていると考えることができます。

それに対して、現代社会の進化スピードは異常です。
1万2千年前に小麦を育て始めたと思ったら、今日の話題は人工知能、インターネットなどが話されており、僕にはよくわかりません。
(雰囲気で合わせることはできますが・・・。)

ご先祖さまが現代をみたら、完全に意味不明です。
なんでそんなことをする必要があるのだろう、と思うでしょう。

 

ただ、現代社会の進化を一個人で止めることはできません。
その進化にムリについていく必要もないと、僕は考えています。
なぜなら、僕には僕の人生があって、時間と労力が限られているので、なんでもかんでも理解しようとしても、どうせ理解できないからです。

 

発達障害という名前がつくられたのは、人類の歴史からすればごく最近です。
『生きる・産む・育てる』という人類の目的から考えれば、少しコミュニケーションが苦手だとか、逆に敏感過ぎるとか、少し勉強が苦手だとかいうのは、本当に微々たる差です。

ですので、人類が勝手に作った症名に苦しめられるよりも、もっと広い視野を持って「人類の進化からすれば、小さなことだ」と思うことができれば、もっと人生は生きやすいものになると考えています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

★参考資料★

日本列島の旧石器時代 – Wikipedia

暗黒バエ – Wikipedia

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