僕の最終学歴は工業高校卒業です。
現在は仕事を退職して、今後カウンセリング・コーチングを利用した仕事を行う予定ですが、心理学を勉強するために大学に行くべきかどうか31歳にして非常に悩みました。
論理的に考えて建設的に答えを出すこと≒考えるということだと思っているので、「悩む」というのは非生産だと考えています。
今回の記事はその悩み抜いた結果を紹介していくことで、僕と同じように高い学歴がない人が学問を学びたいと悩んでいる場合、その悩みを早く解決する参考になると思います。
ですが、あくまでユウキ個人の意見としてとらえていただきたいです。
個人的で具体的な話が多いため、同じように当てはまる人はほとんどいないでしょうが、なるべく一般化した話も盛り込みました。
では早速みていきましょう。
結論:大学には行かない
僕は大学に行かないことにしました。
これについては現実的に行くことを本気で考えたこともありました。
「行きたいのに行けないだけだろ!」と思われそうなので、先にその理由を潰しておきます。
①お金がない
→ある程度あります。
自宅近くの私立4年制大学へ自宅から通学すると合計500万円くらいはかかりますが、長年の会社勤めの甲斐あってそれくらいはなんとかなります。
でも、もったいないとは感じます。
②時間がない
→自宅から20分以内に大学があるのでそこまで大変ではありません。
結局、勉強は必要なので大学で勉強するか独学でやるかしかありません。
でも学習効率が悪いので、もったいないとは感じます。(理由はあとで書きます。)
③頭が悪い
→僕は抜けてるところも多いですが、勉強は多少できます。
また社会人入試という制度があり、自宅近くの大学の実績をみると社会人合格率は7割くらいありました。
受ける大学によりますが、その大学の社会人入試では高校時代の成績・社会人時代の就業状況・志望理由が重要なポイントになります。
僕の場合は高校は首席でしたし、社会人時代の勤務態度も優秀と評価されましたし、大学に行くべき理由はある程度しっかりしていますので、これらに関しては問題ないです。
つまり大学へは行けるのに行かないということです。
時間とお金と大学へ通学・勉強する労力がムダになりかねないと感じているので大学に行くのはやめました。
学びは実践と共にある
大学というところは学問を体系的に抜けなく学ぶためには良いところだと考えています。
抜けなく勉強することが必要な学問であれば効果的でありますし、将来やりたいことがまだ見つからないという人には様々なことを勉強していくうちに自分なりの目的・目標が見つかるかもしれません。
ですが、僕のように具体的に何をしたいかが決まっているタイプの人は、体系的に全てを学ぶと時間のムダになる可能性が高いです。
具体的に何をしたいか決まっているなら、必要に応じて学びを深めていく方が好奇心を強く保つことができます。
数学の勉強で例えると、公式を覚えたら問題集を解いて知識の穴埋めと応用問題を行った方がテストの点数は高くなります。
「学びたい気持ち」は勉強効率が良い
大学へは何をしに行くのでしょうか?
もちろん勉強ですね。
勉強を通じて知識を広めたり、深めたりするのが目的です。
ところが科学的にみると大学の勉強は非効率的であることが多いです。
その理由は講師の話を聞いて勉強するからです。
自分の脳を積極的に働かせるために、思い出したり言葉にしたりする行為は「アクティブラーニング」と言われる学習法で効率が高いです。
それに対し、大学の講義は講師の話を聞いてそのままをノートに取るようなスタイルが多いです。受動的な学習姿勢になりやすく、学習効率も落ちてしまうのです。
また大学では必修科目を受けたり、4年制大学を卒業するために必要な124単位以上を取得する上で自分にとって不必要な授業も出てきます。
不必要と感じる授業は、もちろん学習効率も下がりますし、何より時間のムダです。
ですので、学びたいことを学ぶ方法が最も知識を広めたり深めたりする結果に繋がります。
資格は入口、実績は出口
ただ大学卒業の資格が必要な場合においては、イヤでも単位を取る必要があります。
ただその資格が本当に必要でしょうか?
僕は工業高校時代、20個以上の様々な資格を取りました。
中には「公害防止管理者」という資格を1年かけて勉強して取りました。(高校生で取るのが難しい資格なので新聞に載りました。)
ですが、色んな資格を取った中で持っていて良かったと感じる資格は「普通自動車免許」しかありません笑。本当です。
僕の知り合いにも多くの時間とお金をかけて資格を取っても短期間でムダになってしまった人もいます。
あなたが本当に欲しいのは「資格」でしょうか?
それともその「資格」を通じて得られる「権威」でしょうか?
ほとんどの人が実績が欲しくてその仕事をやるための認可が欲しい。だから資格を取ることが必要、という順序になると考えています。
「大学を出たから大丈夫」
「周りもそうだし、とりあえず大学は出ておこう」
「資格を取ったから将来も安泰だ」
こういう考えは手段が目的化しているのではないでしょうか?
やりたいことが明確なら大学に行く必要はない
別に僕は大学に行くことをバカにしているのではありません。
僕は家庭の事情があって大学に行くためのお金がありませんでした。
なのでキャンパスライフに少なからず憧れがあります。
お金があったら親に言われて大学に行っていたと思います。(僕が卒業した工業高校も親の薦めがあったからですし。)
僕は「考えたくない。安心だから大学に行こう」という人に対して、もう一度考える機会を持っていただきたかったから今回の記事を書きました。
時間もお金もあるけど、あえて大学に行かないという選択をするのに僕は非常に悩みました。
ですが、人生は短いのでできるだけ効率良く人生を生きたいと思っています。
過去の自分にこの記事を届けることはできませんが、もし同じような悩みを抱えていて選択に迷っていて、この記事があなたの助けになったのならこれ以上嬉しいことはありません。
少しトゲのある文章になってしまい、申し訳ありませんでした。
ですが、「後悔」という文字は「あと」を「あなどる」と書きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
★参考資料★