「人を操る禁断の文章術」の感想【言葉だけで人は動く】

17億4000万以上のウェブサイトの中から、この記事を選んで読んでくださり本当にありがとうございます!

(実はこの冒頭の書き出しも、今日紹介する「人を操る禁断の文章術」を参考に書きました。)

 

この本を読んで実践すれば、SNSなどでも注目を集めることは夢ではないでしょう。

なぜなら人は言葉で動くようにできているからです。

そして人を動かす言葉というのは、法則性があります。

タイトルの「禁断」という文字が、ふさわしい1冊だなと感じました。

では、さっそく本の紹介していきます。

 

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どんな内容?

全4章・全224ページで構成されています。

~第1章~

プロローグ(導入部)にあたります。

ビジネスの実例や著者の実体験から、文章で人を動かすことができることを根拠を踏まえて説明してあります。

 

~第2章~

人を動かすためには、シンプルでありながら感情を揺さぶるメッセージを書かなくてはなりません。

その要素を3つの原則として分解し、わかりやすく説明してあります。

 

~第3章~

人の心の奥底にある欲求を7つピックアップしてます。

この欲求に沿って、どのようにすれば人を動かす文章を書けるのかを、さらに分解しています。

 

~第4章~

すぐに使える文章テクニックを5つ紹介しています。

『説得力が82%上がる』など具体的に効果があって、即実践できる内容になっています。

 

どんな人に役に立つ?

どんな人に役に立つ?
  1. 人を動かすような文章を書いてみたい
  2. 心理学を利用して文章を実践的に書いてみたい
  3. 汎用的な人の悩みについて知りたい
  4. 印象に残るメール、ライン、企画書をつくりたい

などのタイプの人にオススメの内容になっています。

 

僕は心理学の本を何冊も読んでいるのですが、知識ばかりでなかなか日常生活に活かすことはできませんでした。

ですが、実例もたくさん書かれていて「希少性の原理は、こう活かすことで人を動かせるのか」などと納得しながら読み進めることができました。

もちろん心理学の知識が全くなくても、中学生でもわかるような言葉を選んで書かれているのでスイスイ読めます。

 

 

どう役に立つ?

どう役に立つ?

本当に言葉だけで人を動かせるようになります。

実はこれはよく考えてみれば当たり前の話です。

言葉の一言一言には意味があり、力があるからです。

言葉には人を動かす力があることを根拠付けるために、『言葉とは何か』を解説してくれている文章を引用して紹介します。

例えば、上下運動する球を両端から引っぱってごらん。球は止まるでしょ。同様に文章の中で言葉は、無数の糸で引っぱられているのです。引っ張られていて意味が決まる。その働きが文脈の力というものなんです。

 

New出口現代文講義の実況中継 1   出版社: 語学春秋社 (2007/10)   出口 汪  (著)  引用箇所:43ページ

 

つまり、文章によって言葉の意味が固定され、固定された意味は人の印象を決めます。

人を動かす正しい文章を書けるようになれば、人を動かすことは間違いなく可能なのです。

 

対面での会話は情報量が多く、会話の声色、表情、ジェスチャーなどを織り交ぜることで様々なことが表現可能です。

それに比べれば言葉というのは、情報量がかなり少ないです。

ですがそれを逆手に取り、的確な文章を使用すれば人の思考や行動を操ることができるようになります。

しかも文章という情報量が少ないものを扱うため、再現性が高くて真似がしやすいのです。

その原理原則や実例やテクニックがこの本には詰まっています。

(ただ第3章は7つもの欲求に基づく実例があるので、ついつい全部使いたくなりがちですが、混乱してしまうので2~3つに絞って使うのがいいでしょう。)

 

第4章の実践的テクニックは、本当にそのまま使えるのですぐに効果が出ると思います。

「難しいことはわからないけどすぐ使いたい」と思っている人は、ここを重点的に読んで使ってみるといいでしょう。

 

 

僕はどう変わった?

僕はどう変わった?

この本を読むまでは僕の文章は『よく伝わる』ことを重点に書いていました。

しかし、伝わるだけでは意味がないことを教えられました。

言葉とはコミュニケーションのためにあり、コミュニケーションには目的があります。

 

例えば恋人とコミュニケーションを取るのは『仲良くなる』という目的があります。

仲良くなるためには、基本的に相手を否定せず親身になって会話をする必要があります。

恋愛感情は人を動かす強さなら最強クラスなので、いちいち『仲良くなるためにコミュニケーションを取るのだ!』みたいにややこしく意識する必要はありません。

 

ですが少し複雑な目的になると、うっかり当初の目的を忘れてしまいかねません。

例えばこの記事の目的は『著者の権利を侵害しないよう、自分の言葉で本の良さをわかりやすく伝え、本を手に取ってもらう』です。

この記事を読んでくれた人に「いい本があるんだな」と思ってもらうだけでは目的を達成したことにはなりません。

『本を手に取ってもらう』ことが目的なのです。

伝えることを目的にするのではなく、何のために書いているか忘れないために自分に、こう問いかける様にしていきます。

『自分はこの文章で人をどう動かしたい?』

 

相手を動かすために『言葉という力を行使する』ということを頭において、文章をつくるだけでも人を動かすための効果があります。

ぜひ、意識してみてください。

 

国語の授業では教えてくれない

学校の授業では、文法や物語の読み解き方などについて教えてくれますが、人を動かすための文章術は教えてくれません。

人を動かすためには心理学の深い知識やたくさんの実践がないと実用に耐えないからです。

そんなギャップを埋めてくれるのがこの本なのです。

興味がある方は、ぜひ読んでみてください、

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

◆追記◆

ここに文章を書いてある理由は「人を操る禁断の文章術」204ページをみるとよくわかります。

 

 

 

★参考資料★

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