「なまけもの時間術」を読んだ感想
流行りに乗って(遅いですね)ひろゆきさんの本を読んでみました。
(といっても、あとがき以外はゴーストライターが書いているようですが。)
悩みに効く考え方もあったので、今回紹介します。
どんな本?
現代は、成果を求められる社会に変わってきてます。
成果を上げるには、何も考えずにがんばるだけでは今の時代は生き残れないでしょう。
効率的に、がんばらずに今の時代を生き抜くには、動物のナマケモノのような生存戦略が必要です。
ナマケモノのように、コスパ良く生きるための時間術・考え方について、23コ書かれています。
ちなみにナマケモノは、ほとんど動かなくて木の上で過ごす動物です。
だから1日8gしか食べる必要がないので、色んな意味でecoですね。
気楽に読めました
通して読んで、読み物としては面白いな、と感じました。
あくまでひろゆき氏の個人的な考え方の本なので、共感できる部分もあれば「それはちょっと違うんじゃない?」と思う部分もありました。
考え方に違いがあるのも面白いし、「人生に役立てなきゃ!」と思って読んでなかったので、肩ひじ張らず気楽に読めました。
(もちろん、読みやすい文章だからでもあります。)
ただ、1つだけハッとした考え方がありました。
「○○しとけばよかった」はありえない
それは、「後悔しない生き方のススメ」で書かれている
過去に戻れたとしても、きっとまた同じことをするだろう
という文章です。
僕はあまり後悔しないタイプの人間なのですが、たまに「○○しとけばよかったな」と思うことがあるんですね。
こういうのって、大体やるかやらないか迷った末にやらなかったからこそ、後悔してしまうんですが…。
先ほど紹介した文章を読んで気づいたのが、過去に戻ったら記憶もリセットされるから、100%の確率で同じことを繰り返すに決まってるんですよね。
YouTube動画を10秒早戻しして見直しても、全く同じ内容が繰り返されるだけです。
「今の失敗した記憶を残したまま、過去に戻ることができたら…」なんてファンタジーを信じているから、後悔してしまうのです。
この世にはタイムマシンはないですし、時間は前に進み続けるだけです。
なので、「失敗したので、次は○○をする」というように、今この瞬間からできることを考えた方が充実した人生が送れそうだな、とも感じました。
ただ、後悔の念が全くムダかというとそんなことはなく、「あちゃー!やっちゃった!だから次は○○しよう」というように、次の行動へのエネルギーにもなります。
過剰に落ち込み過ぎないことの方が大事で、そのためにも「過去はやり直せない」ということを深く心に刻んでおくのがいいなぁ、と思いました。
以上、参考になれば幸いです。