この記事は
- 運動不足だと、ヤバいの?
- 簡単に幸せになる方法を知りたい!
と思っている方に、役立つ内容にしました。
健康な生活をするためには、運動・食事・睡眠が欠かせないという話は、耳にタコができるほど聞いている方も多いと思います。
食事・睡眠は取らないと死んでしまうので、1週間まったく取らないという方はいないでしょう。
ですが、運動は1週間まったくしなくても死にません。
そのせいで、運動不足の悪影響を感じにくいのです。
そんな理由もあってか、運動をおろそかにしてポテトチップスを貪り食っている人もいるのではないでしょうか。
そんな人に向けて、運動の大切さをわかりやすく解説していきます。
では、みていきましょう。
憂鬱になる薬とは?
「運動をしないことは、憂鬱になる薬を飲むようなもの」
そう言ったのは、ハーバード大学で最も人気のある講師の1人であったタル・ベン・シャハー氏の言葉です。
この記事を読み終わるころには、あなたもこの意見に同意することになると思います。
運動する人は変化なし
まず、運動と憂鬱に関するデータを集めました。
厚生労働省の保健福祉動向調査(2002年)によると、運動をまったく行っていない人の割合は26.4%もいました。
1996年にはこの割合が26.9%だったので、現在もあまり変化はないのではないかと推測しています。
精神病患者は増えている
2011年の不安障害による治療を受けている人数は157万人います。(厚労省調べ)
1996年に比べると2倍くらいに増えています。
運動する習慣がない人は特に変化がないので、データだけをみると運動しないこと自体に、憂鬱になる原因が潜んでいるようにはみえないかもしれません。
ですが、『運動をしないことは憂鬱になる薬を飲んでいる』ことと同じであることを、これから示していきます。
運動すると幸せホルモンが脳に届く
運動をすると幸せになることを、脳科学的に説明します。
まず、運動をすると脂肪が分解されて、遊離脂肪酸になります。
遊離脂肪酸は血液内を移動するために、トリプトファンと結合している輸送たんぱく質・アルブミンを引っぺがして奪います。
そうすると、トリプトファンは小さくて身軽になります。
ふつうは脳に張られたバリアを通り抜けることができないのですが、小さくなったトリプトファンは簡単に通り抜けられるようになります。
ちなみに、アルコールは分子量が小さいので、素の状態で脳バリアを通り抜けられます。
なので、お酒を飲むと酔っぱらってしまうのです。
脳に入ったトリプトファンは、セロトニンの材料となります。
セロトニンは『幸せホルモン』とも呼ばれており、やる気や幸福感につながる脳内の神経伝達物質の9割も占めるとも言われています。
つまり、運動をすることは、脳に幸せホルモンを注入するということです。
(素材のトリプトファンが体内にある前提ではありますが。)
運動した検証結果は?
2005年にチリで行われた実験でも、運動は幸せになるために必要だと裏付けています。
198人の高校1年生を対象に、9ヶ月も研究を行いました。
検証内容は、2つのグループの運動量の差による影響を確認しています。
①週3回、90分の激しい運動
②週1回、90分体育授業で運動
その結果、特に不安の指標に大きな差が出ました。
①不安度:14%減少
②不安度:3%減少
このように運動をするだけで、実際に精神に大きな影響を与えていることが何よりの証拠です。
幸せになりたければ運動するしかない
~まとめ~
- 運動しない人は増えていないが、精神病患者は増えている
- 運動すると、脳に幸せホルモンが届く仕組みになっている
- 実際、運動すると不安が減った研究がある
『運動をすれば幸せになれる』と考えれば、なんだか運動したくなってきませんか?
精神病患者が急増している日本の中で、ただ運動をするだけで幸せになれる確率がグンと上がるのです。
僕もこの記事を書いていて、なんだかもっと運動量を増やしたくなってきました笑。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
★参考資料★