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学生や働いている人はある程度まとまった考えをしゃべったり、書いたりして表現する場面がたくさんあります。
相手の考えている表情や反応を見て 「自分の伝えたいことがちゃんと伝わっているかな?」と 感じたことがある人も多いと思います。
この記事はまとまった考えや意見をより上手に伝える方法を紹介します。
最初に「地図」を渡す
あなたの友達がいきなり「よーし、じゃあ今から気分乗ったから旅行行くわ。着いてきてね~」といい始めたら、あなたはこう思うはずです。
「えっ、どこへ!?」
予想のつかないハプニング満載の旅行も楽しいものですが、行く先を決めてから出掛けた方がトラブルや無駄な時間を使うことなくスムーズに旅行ができます。
これと同じように、相手に話をわかりやすく伝えたいと考えているならば、最初に話の主旨を話したり書いたりするとより効果的に伝わります。
これはこの記事でも以下のような方法で行っています。
①タイトル・・・記事内容を一言でわかりやすく表したもの
②所要時間・・・読む人にどれくらいの時間がかかる伝え、心の準備をしてもらう
③目次・・・この記事全体の流れを把握してもらう
ブログの場合であれば、この3つによって導入部だけで「どんな話なのか」がざっくり理解してもらえます。
仕事の生産性向上案を会議の場で話すときに置き換えると
「現在頻繁に行われている会議を30%削減する改善案を、3分で話させていただきます。この案が成功しますと月間500万円の人件費削減効果が見込めます。」
上記のように、話の主旨・所要時間・効果見込みの要点をきっちり話すことで聞いている人の話をつかむことができます。
頭の外に出す
これは実際に伝えるときではなく、伝える内容をまとめるときに使えるテクニックです。
伝えたい内容が30分、1時間と伸びていくと(あるいは1000文字、10000文字)、自分でもどう話をすればうまく伝えられるか混乱してしまいます。
人間の脳は一度にたくさんのことを同時には考えられないので当然のことですね。
ではどうすればよいのか?
考えを頭の外に出して表現し、全体を一目で見られるように並べると自分が言いたかったテーマを整理できます。
考えを外に出す具体的な方法は
1.紙やノートに箇条書きで書き出す
2.ポストイットに書き出して、順番を入れ替えたり削除する
3.パソコンやスマホ(アプリ)に打ち込む
などがあります。
ちなみに僕は1で行ってます。
アナログな方法で実際に書き出して手を動かした方が脳の記憶定着率も高いですし、1冊のノートでまとめた方が見返しやすいからです。
階層化
次に重要になるのが「階層化」です。
階層化とは話の内容を役割によって分別することです。
各層の役割とは
①話の主旨
②主旨の理由
③理由の根拠付け
この記事も階層化しています。
主旨:わかりやすく伝える方法
理由1:最初に「地図」渡す
→根拠:ブログはタイトル・所要時間・目次でわかりやすくなる
理由2:頭の外に出す
→根拠:たくさんの情報を同時に見ることで話がまとまりわかりやすくなる
理由3:階層化
→根拠:話は役割ごとに整理することでわかりやすくなる
主旨を基礎として理由という柱を立てていくことで話がキレイにまとまり、読んでいる人や聞いている人により効果的に伝えられるようになります。
自分の考えや意見を他人に上手に伝える技術を身に付けるには一朝一夕でできるものではありません。
コミュニケーションとは相手の表情や状況を想像しながらわかりやすい表現はどうすればいいだろうか?と相手に寄り添って行うことでより良いものになります。それゆえに難しいものですが、今日の記事を参考にしていただいて誰かに伝えるときの効果的な伝達方法の助けになれば僕もうれしいです。
★参考資料★