考え方を変えるのは難しい?【方法が2種類あります】

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本当は こんなこと
思っちゃいけないのに…

つい、自分の考え方を否定してしまうことはありませんか?

今回は、似た悩みを持つ方の質問に答えていきます。
質問内容は、以下の通りです。

説明用

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考え方を変えるのは難しい?【方法が2種類あります】

考え方を変えたくても、感情に飲まれてうまくできないことってありますよね。

吹き出し用ゆうき
僕もうまく感情をコントロール
できないことはありますね
(人間ですから)

質問文から察するに、この方は、おそらくツラい考え方をすることが多いのでしょう。

考え方を変えるのが難しい理由

突然ですが、カラスを想像してください。

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

想像できましたか?

今想像したカラスは、黒いですよね。

黒いカラスを想像したのは、長年黒いカラスを見てきたから自然とそれが思い浮かんだんです。
考え方もこれに似ていて、長年の経験から形がつくられます。
ですので、まず前提として時間をかけて作られた考え方を変えるのは難しいってことを、頭の片隅に置いておいてくださいね。
なので簡単に変えられないのは、全然悪いことじゃありませんよ。

だからといって「難しいならやめよっかな…」と諦めるのは、ちょっとだけ待ってください・・・!

お手軽!考え方を変える方法

あとの方で説明しますが、考え方を変える手順は少し複雑ですし、慣れるのに時間もかかります。
ですが、小学生でもできる手軽な方法もあります。

その方法は『他人に意見を求めること』です。

①他人に意見を求める

なぜかと言いますと、他人の意見・考え方を聞くことで

納得する人
こういう考え方もあるのか…

と参考にできて、納得することもあるからです。

誰にでも、考え方にはクセがあります。

  • ハタチを超えたら大人らしくあるべき
  • 1回失敗したから何もかもダメだ

みたいな偏った考え方のことです。

1人で考え込んでいると、自分の考え方がいかにも正しいように思えてきて、どんどん考え方のクセが大きくなってしまいます。
「他人に意見を求める」ことで、別の考え方が知れるので、考え方のクセを少し直すことができます。

また、人に話すことで自分の状況を整理することができます。
整理しながら話していると、自分の中のモヤモヤが形になってくるので、冷静に客観視しやすくなります。

「他人に意見を求める」ことは、考え方を変えるお手軽な方法なんですが、手間と時間がかかりますし、話す相手を慎重に選ぶ必要があります。
(攻撃的な性格の人に話すと、かえって傷付いたり、落ち込んだりしてしまうこともあるので…。)

②最も確実な方法

ですので、もっと安全にやりたいという方は、難易度は上がりますが最も確実で効果的な『認知行動療法』をオススメします

なぜかと言いますと、厚生労働省の認知行動療法に関するマニュアルによりますと「認知行動療法は、うつ病・不安障害・ストレス関連障害・パーソナリティ障害・摂食障害・統合失調症などの精神疾患に対する治療効果と再発予防効果を裏づける優秀なエビデンスが多く報告されている」、とのことです。

つまり、幅広い心の病に効果があることが実証済み、ということです。

認知行動療法の大まかな中身

先ほど考え方を変える手軽な方法が「他人に意見を求めること」であると言った理由は、認知行動療法と進め方が少し似ているからです。

認知行動療法の進め方は、

  1. 状況を整理する
  2. 状態を観察する
  3. 考え方のクセをつかむ
  4. 考え方を変化させる
  5. 行動を変化させる

という順番になっています。

「他人に意見を求める」場合は、①と③を行うことになります。
他人に自分の状況を話すためには、整理する必要がありますし、他人の意見・考え方と比較することで自分の考え方のクセに気付くことができます。
ですので、認知行動療法ほどではありませんが、効果は期待できると考えています。

日常的に使える認知行動療法

ここでもしかしたら、認知行動療法は「心の病がある人限定」みたいに勘違いされそうですが、認知行動療法は現在、日常のストレス解消、夫婦問題、教育など多くの場面で使われています

「療法」って言葉がハードルを上げてしまっていますが、要はただの考え方のトレーニングです。
ですので、身構えなくて大丈夫ですよ。

さらに認知行動療法に関して詳しく知りたい方は、今回の記事で参考にさせてもらった「マンガでやさしくわかる認知行動療法」をオススメします。
4割くらいがマンガによる説明だったのでわかりやすかったですよ。

また、より早く確実に考え方を変えたいという方は公認心理師・臨床心理士の中でも認知行動療法を専門としているカウンセラーに話を聴いてもらうのがいいでしょう。

なんにせよ、考え方を変えるというのは「1回で速攻解決!」ってわけにはいかないので、焦らずにやっていきましょうね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

★参考資料★

厚生労働省「心の健康」

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