「1%の努力」を読んだ感想

時の人、ひろゆき(以下敬称略)が出したベストセラー本を読みました。
(2023年6月時点で、少なくとも45万部は売れているそうです。)

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「1%の努力」を読んだ感想

一番印象的だったのは、ひろゆきの生い立ちです。
東京都北区赤羽で育った、という話なら覚えていたのですが、詳しい生い立ちは初めて知りました。

小さな頃のひろゆきは、団地に住んでいました。
正確には国税庁舎ですが、建物の構造は団地で、すぐ隣にも団地があったそうです。
(当時は2LDKで約2万円だったとのこと。駅近なのに激安…。)

子供の頃のひろゆきの周りには、生活保護、うつ病、子供部屋おじさん、ニートなどが当たり前にいたので、働いていないことが普通の感覚だったそうです。

ところで僕は、悩みをお聞きする機会が仕事柄多いです。
悩んでいる方の話をお聞きしていても、小さい頃・若い頃の育ち方が、その後の人生に大きな影響を与えているのを実感しています。
ひろゆきの養育環境も、その後の人生に大きな影響があるのかもしれないなぁと思いました。

この話を読んで、「生きていくのに、ホントに必要なものってあまりないよなぁ」とも思いました。
いまの社会は、戦前・戦後に比べれば豊かです。
僕は歩いて10分のコンビニに行くのに車を使うことがよくありますし、たまにポテチを衝動買いしてムシャムシャ食べてますし。
仮にそれらがなくなっても生きていけるのだけど、便利・快楽などの理由からなんとなく使い続けてると、いつの間にか「これくらいが普通の生活」という感覚が高まりやすくなると思います。
すると結果的に支出が多くなり、そのために努力して働く必要が出てくる。

だから、努力しなくてもいいように「普通」のレベルを引き下げるのが大切だな、と感じました。

現代社会は高度化&複雑化しているので、何をやればよいか判断するのが難しくなってきています。
そのためにも、努力の使いどころを考えた方がいいですし、どこに努力すればいいかということについても参考になる話がたくさん載っていました。(他には「トップが下を殺しうる」、「頑張る方向を見定める」が特に参考になりました。)

以上、参考になれば幸いです

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