こんにちは、ユウキです。
今日は「他人の意見を変える方法」について解説します。
他人の意見を変えられるようになった自分を想像してみてください。
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僕は最高だなと思います笑。
前〇社長に1000億円もらったり、総理大臣になったりすることも可能かもしれません。
(とんでもなく難しいとは思いますが…。)
そう、人を簡単に変えることはできません。
ですが「とある」条件の下でなら人は考え方が変わる可能性が高まります。
では、みていきましょう。
「それ」を好きになれ
結論からいいます。
他人の意見を変えようとしている先の「それ」を好きになってください。
どういうことか解説していきます。
とある研究を紹介します。
ドイツの企業や政府組織の幹部200人以上を対象に生産拠点を海外に移すため自ら赴任する国を決めました。
このときの選択肢にペルーとケニアがありました。
とある人(仮にAさんとしましょう)は最初にペルーを選びました。
その後にペルーを選んだ人とケニアが好きな人とがいるグループに加わりました。
このときにペルーとケニアに関する情報記事を読む時間が少し与えられました。
するとAさんと同じ状況の人はペルーに批判的な記事を別の調査よりも平均14%も多く読みました。
しかも最初にペルーを選んでいたのに、最終選択時にはケニアに変える確率が15%も上がりました。
少々わかりにくいので図解も入れました。
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つまりこの場合はケニアが好きな人が混じっているだけで選択肢を変える可能性が高まったということです。
何もしなければ一度決めた選択肢を変えず、自分の意見は正しいという確証を得るために偏った情報を集めてしまいます。
もし車を買った経験があるなら、実際に買った後にもう調べる必要もないのにその車の情報が乗ったサイトや雑誌をついついのぞいたことはありませんか?
あれと同じ現象が日常的に起きてしまいます。
仮に友人が車を買う前にそれを止める場面を想定してみます。
例えば太郎くんという人が友人が車を買いに行くのに連れ添ったとします。
その友人は15年落ちの10万円の軽トラみたいな車を買いたいようです。
(アイツ、壊れかけの車を安いからって飛びついて買おうとしてるけど、近いうちに修理が必要になって絶対損するよな…)と思ったとします。
そしてこう言います。
「その車、そのうち壊れるかもしれないからやめとけ」
その結果、友人はまったく話を聞いてくれず、その車を買うことに決めました。
ボロボロの車を買うことの良否は置いておいて、太郎くんは自分の考えが正しいと思ったので彼を止めました。
このとき科学的に説得が成功しやすい方法は、自分が本当に買いたい(もしくは買った)車を薦めることです。
ですので、太郎くんが本気で友人を止めようとして、科学的に可能性が高い方法を実践するならこう言います。
「俺が買った自動車、ホンッ……トにいいよ!パワースライドドアついてるし、高速乗っててもストレスないし、荷物も結構乗るし、運転しやすいし、見た目もイカしてるし、5年落ちでたったの50万円だったんだよ!いいでしょ!」
みたいな感じで、太郎くんがいかに自分の車が好きでそのメリットを熱く語ることで友人を説得する可能性は高まります。
ですので、僕が冒頭に言ったことは間違いではありません。
本気の熱意(と現実的なプラン)があれば前〇社長の意見を変えて1000億円をもらうことも、国民の意見すらも変えて総理大臣になることも不可能ではないのです。
(それだけでできるとはさすがに思っていませんが…笑。)
他人の意見を自分の意見に変えたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
そのためにはそれを「好き」であることが重要です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
★参考資料★