発達障害を周りに理解されない悩み【わかってもらう方法とは】

・発達障害がある
・周りが理解してくれない
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発達障害を周りに理解されない悩み

悩み内容

道井佐保さん(仮名) (20代女性)
私は、ADHD(注意欠陥・多動障害)とASD(自閉症スペクトラム障害)を持っています。

発達障害があっても、1年半付き合ってる彼氏から「病気を理由に逃げてる」と言われたり、親からは「精神疾患は甘え」と言われたりします。
発達障害の症状を抑えるために、通院したり薬を飲んだりして、努力はしてます。
周りに理解してもらえなくてツラいです。
どうすればいいでしょうか?

実際のエピソード

発達障害のどの部分で理解してもらえないかがわからなかったので、最近一番ツラかったエピソードを聞いてみました。


雨の日のことです。
用事があって、彼と移動中だったのですが、彼が家に忘れ物をしました。

「傘、持ってて」

と、彼から言われました。
あまり時間がなかったので、私は「走ってくるから追いつくだろうな」と思い、先に進みました。

彼が戻ってくると、

「普通は、止まって待ってるんだよ」

と言われましたが、納得できず、軽い言い合いになりました。


このエピソードの後に、「病気を理由に逃げてる」と言われたとのことです。

発達障害が生きづらい理由

このエピソードに発達障害が関わっているかは判断が難しいですが、関わっているとすれば、相談者さんのASDの特性だと思います。
ASDの症状には

社会的コミュニケーションや社会的相互作用(social interaction)における持続的な欠陥

引用元:自閉症スペクトラム障害 – Wikipedia

があると言われています。
わかりやすく言うと、空気が読むのが苦手ということです。

ASDになる原因は、現在はっきりしていません。
また、ASDなどの発達障害は、身体障害と違い、目に見える障害ではありません。
そのせいで「逃げてる」「甘え」といった、安易な決めつけにつながってしまっているのだと思います。

できない・苦手なのに、そんなこと言われるのは苦しいですよね。
(相談者さんの場合は、医者から出された薬を飲むなどして、症状を抑える努力を既にしてます。)

解決案

目に見えない障害を理解してもらう方法を2つ提案します。

①わかりやすくする

1つ目は、すべてを分かってもらおうとしないことです。
今わかってもらえないなら、わかりやすいように工夫して、少しずつ理解してもらう必要があります。

発達障害の程度は人によって違うので、発達障害のすべてを理解してもらうというよりは、相談者さんのASDの中でも特徴的な部分について把握してもらう方が周りの負担が少ないです。
小さい負担になれば、周りに理解されやすくなります。

小さい負担にするにはどうすればいいかというと、一例を挙げるとすれば、先ほどから繰り返していますが「空気を読むのが苦手」と伝えるのもいいと思います。
ポイントは、

  1. 一言で
  2. わかりやすい
  3. イメージしやすい

です。
発達障害は目に見えないなので、わかりにくい障害です。
表現方法を工夫すると、周りにわかってもらいやすくなります。

②繰り返し伝える

2つ目は、繰り返し伝えることです。

今回の相談者さんの場合、発達障害があることがわかったのは、つい最近のことだそうです。
多くの人は、新しい物事を受け入れるのが苦手です。
目に見えないものであれば、なおさらです。

繰り返し伝えていけば、徐々に受け入れやすくなっていきやすいと思います。

以上、参考になれば幸いです。

本内容は、悩み相談の内容を切り抜いて編集したものです。
記事で書いてある内容は、万人に適用できるわけではありません。ご留意お願います。
本記事に登場する相談者には、記事化・動画化などの2次流用についての了承を頂いた上で作成しています。
相談者のプロフィールは、相談者の心理的安全性に配慮して一部加工・変更を行っています。
また、内容をわかりやすくするために簡略化や一部変更を行っています。

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