うつ病の薬を毎日飲むのが「ツラい」という方へ

こんにちは、ゆうきです。

今回は、こんな質問に回答していきます。

質問内容

うつ病の薬を毎日飲んでいますが、急に飲むのが嫌になりました。
理由はわかりませんが、飲むのが苦痛です。
どうしたら良いでしょうか。

広告

うつ病の薬を毎日飲むのが「ツラい」という方へ

質問者さんのモヤモヤの正体を明らかにする為に、その気持ちを言葉にしてみました。

なかなか治らないと、ツラいですよね

薬を飲み続けて、いつまでも治らないと、むなしい気持ちになってくるのかもしれませんね。
目に見える成果が出ないと、ツラくなる気持ちもわかります。

吹き出し用考える人
この薬を飲めば
良くなるはず…

と思って飲んでいるのに、なかなか治らなかったら

吹き出し用悩む人
本当に効果あるの?
飲むのやめよっかな…
と思うのは、ごく自然な考え方です。

どれくらいで効果が出る?

では、具体的にどれくらい飲み続けたら、効果を期待してもよいものでしょうか?
うつ病の薬は、種類にもよりますが、一般的には効果が表れてくるまで数週間~数ヶ月かかると言われています。

抗うつ薬を使用している方へのアンケートでは、86人中48人(約55%)の方が効果を実感するまでに2ヵ月はかかったというデータもあります。

参考サイト:第1回 抗うつ薬はどのくらいで効果が出るの?

薬との相性もあります

ただ、薬の効果は個人差があります。
同じ抗うつ薬を飲み続けて症状が改善する人は、約50%と言われています。

1種類の抗うつ薬を使い続けて効果があまり出ないとわかったら、主治医と相談の上、別の抗うつ薬を試すのも1つの手かと思います。

うつ病じゃない可能性も…

キチンと薬を飲んで、生活習慣を整えて、しっかりと体と心を休め、通院をしていても治らないことはあるようです。

このような場合は、双極性障害の疑いもあるかもしれません。

その理由は、双極性障害とうつ病は症状がよく似ているのに、有効な薬がそれぞれ違うからです。
効果のない薬をずっと飲んでも治らないのは、当然のことです。

双極性障害であると、正しく診断を受けることができた平均年数は7.5年というデータもあるそうです。
それくらい医学的な判断が難しいということです。

以前から、気分が高揚しておしゃべりになったり、眠らなくても大丈夫だと思い、そのまま活動してしまうことがあるとすれば、双極性障害の疑いが少し濃くなります。
その経験があれば、ありのままを主治医に話して、もう一度判断を仰いでみましょう。

そして、必ず主治医の判断を優先してくださいね。

焦りや孤立感を感じてしまうこともありますよね

ずっと薬を飲んでいても治らないのは、やっぱりツラいですよね。

また、飲み始めたばかりだとしてもツラいですよね。
一生懸命働いたり、勉強をしたりしていたのに、うつ病だと言われたのはショックだったかもしれません。
それに周りがドンドン前に進んでいるのに、自分は取り残されているような気持ちもあったりするのかもしれません。

今は、心の中で色んな葛藤があるのかもしれません。
うつ病を治そうとしても、うまくいかないことも多いかもしれません。
でも、うまくいかなかったことも、経験の1つとして、ちゃんと自分の血肉になっていきます。
少しずつ、一歩ずつ、後戻りすることがあったとしても、前に進んでいることには間違いありません。

むしろ焦っても大丈夫です。
難しいとは思いますが、そういう自分も受け入れていきましょう。
それができるようになることが、大きな前進になります。

まずは主治医と家族に相談を

最後に、一番気を付けて欲しいことを書きます。

くれぐれも自己判断による断薬は、やめてくださいね。
(急な断薬は、不安発作や体調不良を伴う離脱症状が出て、うつ病の再発や慢性化の原因になると言われています。)

しっかり主治医とお話しして、着実に治していきましょうね。

また、悩み事やツラいことがあれば、少しずつでいいので家族に話してみてくださいね。
スッキリすることが多いと思いますよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

参考サイト①:うつ病とは – 原因、症状、治療方法などの解説 | すまいるナビゲーター | 大塚製薬

参考サイト②:双極性障害とは – 原因、症状、治療方法などの解説 | すまいるナビゲーター | 大塚製薬

悩み事を話せない方へ

自分一人で抱え込んでいると、視野が狭くなってしまい、どうしたら良いかわからなくなることもありますよね。

そんなとき、まずは自分の周りの話しやすい人に相談してみてください。
心が晴れてくると思います。

また、うつ病などの脳や心の病気を抱えている方は、主治医や専門機関による紹介を受け、心療内科などのカウンセラーにお話を聴いてもらうと病気の治りも早くなるでしょう。

ただ、悩み事を身近な人に話せなかったり、もっと不安を吐き出す先が欲しいという方もいらっしゃると思います。
そのような方に向けて、このブログ運営者・ゆうきがお話を伺っています。
もし良ければ、気軽に連絡してくださいね。

関連記事

ここでは『ゆうきがでる部屋』の概要と、申し込み前後の流れを説明していきます。下記の動画でも、『ゆうきがでる部屋』の概要を動画で説明しています。https://youtu.be/mOuWKajjjx4ゆうきがでる部屋[…]

アイキャッチ
広告